私は大学の長い夏休みに入って、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
ところがいくら頑張って文章を書いても、なかなかアクセス数が伸びない。
「私には文章を書く才能がないのかな」
そう思って挫折しかけていたとき。
そんなときに出会ったのがこの本でした。
〈目次〉
こんな人にオススメ
- SNSやブログで文章を発信していて、伸び悩んでいる
書籍情報
- 題名:書く習慣
- 著者:いしかわゆき
- 出版:クロスメディア・パブリッシング
- 発行:2021年9月1日
この本に出会う前の私
私は昔から文章を書くのが周りよりちょっぴり得意だったので、頑張っていくつか記事を書けば何かしらの反応は得られるはず、と思ってブログを開設しました。
ところが突きつけられたのは、ほとんど「いいね」がもらえないし、そもそも読んでもらえないという厳しい現実。
ちなみに同時期にTwitterも始めたのですが、拡散力が高いと言われるTwitterを2週間発信し続けても、フォロワーはひとりもできないというありさま。
私に才能はないんだ、もう文章書くのもやめてしまおうかと諦めかけていました。
そんなときにこの本と出会ったのです。
本音を言葉にする
本書で何度も何度も主張されていること。
それは、
- 本音を言葉にする
ということです。
筆者のいしかわさんは言います。
「誰にでも書けそう」な文章に足りないもの。それは「書き手の本音」です。(第4章)
この言葉に私ははっとさせられました。
というのも、私はたくさんの人に自分の文章を読んでもらいたいと思うあまり、自分の本音を隠していたからです。
「私らしさ」がない
あなたが何か発信するとき。
「こんな風に書いたら、なんか言われそうだから」
そう思って、本当に自分の言いたいことを隠して、当たり障りのない文章になっていませんか?
でもどんな人にも「いいね」してもらえる文章なんて、そんなの最初から存在しないんです。
世の中、色んな意見の人がいます。
あなたの意見に賛成する人も、反対する人もいるのは当たり前。
だから批判を恐れて本音を隠すことに意味はないのです。
それにも関わらず、万人受けすることをを狙って文章を書くとどうなるか。
あなたの文章から「あなたらしさ」という魅力が奪われ、「誰にでも書けそう」な文章になってしまうのです。
それこそが、私が陥っていた状態だったのです。
私の記事は「私らしさ」という個性のない文章になっていた、だから誰にも読んでもらえなかったということです。
文章の価値を決める人
「でも私の本音なんて、読まれる価値あるのかな」
「私の本音なんて書いたところでダメダメだから、公開するのやめとこう」
いやいや、ちょっと待って。
あなたの文章が面白いかどうかを決めるのは、それを読んだ人ですよね?
つまりあなたがあなたの文章に価値がないと思っても、それが誰かにとっては有益なものになるかもしれない、ということ。
なぜならあなたという存在自体が「唯一無二」だからです。
あなたの経験と本音は他の誰にもなしえないものであり、それ自体に価値があるのです。
発信することをやめないで
それなのに発信することをやめてしまったらどうなるか。
せっかくのあなたの唯一無二の文章が、あなたの中だけで完結してしまいます。
価値が生まれるかもしれないものを、あなたの中にしまっておくことになるのです。
それって、すごくもったいなくないですか?
これからの私
私はこの本を読んで、これからも文章を書き続けることを決意しました。
しかし、万人受けする文章は目指しません。
なぜなら、それが私の文章から「私らしさ」という価値を奪うから。
私は、私の「思ったことそのまま」を発信していきます。
最後に
本書では、いしかわさんはこんなことを言っています。
即効性はないかもしれないけど、コツコツ続けていけば、絶対に身になっていく。(第6章)
この言葉を信じて、私はこれからも文章を書き続けます。
現在の私(追記)
現在でも私は、この書評ブログと他のサイトで雑記ブログを続けています。
自分の「本音」を書くようにしてから、少しずつではありますがフォロワーが増えてきました。
記事を発表すると、何かしらの反応がもらえるようになってきました。
自分の「本音」に読んでもらう価値が生じることなど、今まで考えもしませんでした。
しかし確かに「本音」を書くようになった私の記事は、他の誰にも真似できない個性のあふれるものになりました。
だから読んでもらえるようになったのだと思います。
これからももっとたくさんの人に届くよう、「私らしい」記事を書き続けていきます。
おまけ
本書の最後に、「書く習慣」を身につけるための「1ヶ月書くチャレンジ」というものがあります。
これは1ヶ月間毎日何かしらの文章を書き続けよう、というチャレンジです。
何を書けばよいかわからないという人のために、いしかわさんが30日間のお題を提示してくれています。
ということで、私は「1ヶ月書くチャレンジ」、受けて立つことにしました!
現在、毎日noteの方で新しい記事を更新しています。
興味のある方は、ぜひそちらものぞいてみてください!
私のnoteはこちらから。↓
そして最後まで読んでくれたあなたも、私と一緒に「1ヶ月チャレンジ」しませんか?