世界の人って、どんな朝ごはん食べてるんだろう?
ふと気になったことってないですか? 私はあります。だからこの本を読みました↓
今回は本書で紹介されている世界66ヵ国の朝ごはんの中から、私が食べてみたいと思ったものを10食紹介します!
完全な自己満記事ですが、最後までお付き合いください!笑
〈目次〉
- 1:カルヤラン・ピーラッカ
- 2:シル二キ
- 3:レイジー・ヴァレ二キ
- 4:モンティクリスト
- 5:ターメイヤ
- 6:コシャリ
- 7:油条(ヨウティヤオ)
- 8:チャンポラード
- 9:カヤトースト
- 10:ウィートビックス
1:カルヤラン・ピーラッカ
- 国:フィンランド
- 見た目:平たいエッグタルト
- 味:酸っぱ甘いミルク粥?
記念すべき最初の一品はフィンランドから。見た目はどうにもエッグタルトなカルヤラン・ピーラッカです。
でも味はエッグタルトじゃなさそうです。生地はライ麦だから酸っぱいし、エッグの部分はミルク粥。ミルク粥ですからコクがあってほんのり甘いと思われます。
北欧ってベリー系のジャム(リンゴンベリージャムとか)が有名ですが(IKEAで大量に売ってます)、個人的にはそれと合いそうな気がしますね。
2:シル二キ
- 国:ロシア
- 見た目:ふるしゅわパンケーキ
- 味:甘さ控えめのベイクドチーズケーキ
続いてはロシアからシル二キ。本書の表紙の写真です。ロシア版パンケーキです。
これのどこがロシア版なのかというと、ロシアの白チーズ(トヴァローク)をふんだんに使っている点。というわけで、味は甘さ控えめのベイクドチーズケーキなのだとか。
気になるのはパンケーキにかかっている白いソースですが、これはスメタナというロシアのサワークリーム。それに溶かしバターとベリー系のジャムを添えるのだそうです。
それにしても朝からチーズケーキ風味のパンケーキとか、ロシア人贅沢…!!
3:レイジー・ヴァレ二キ
- 国:ウクライナ
- 見た目:ニョッキ(イタリアの小さくて丸いパスタ)
- 味:まろやかな酸味
見た目はイタリア料理の、日本でもおなじみのニョッキに近いです。しかしニョッキに似ているものの、実態は具なし水餃子。
それに先ほどのスメタナを添え、砂糖などで甘くして食べるそうなのですが、具なし水餃子にサワークリームに砂糖って…??
想像しづらいですが、砂糖がサワークリームの酸味をまろやかにしてくれそうですよね。
4:モンティクリスト
- 国:カナダ
- 見た目:メープルシロップがけのハムチーズホットサンド
- 味:しょっぱさと甘さのハーモニー
カナダの朝ごはんはとってもギルティー。
ハムとチーズを挟んだ食パンをバターたっぷりのフレンチトーストにし、その上にカナダ人大好きメープルシロップをかけまくるという豪快さ。
これは味の想像がつきますね。絶対うまいやつや…。
でも朝からこんなもの食べたら胃もたれしそうな気がしなくもない…。どちらかというとブランチに食べたいですね。
5:ターメイヤ
- 国:エジプト、イスラエルなど
- 見た目:中が緑のごま団子
- 味:ほんのりとした甘みに、ピリッとしたスパイス
エジプトやイスラエルなどの中東地域でポピュラーなのがターメイヤ。そら豆のコロッケなんですが、衣をつけないしごまをまぶすしで見た目はどうにもごま団子です。
スパイス入りのそら豆ペーストを揚げたものって言われると…。油と豆のほんのりとした甘みに、スパイスがピリリと効いているのかなと想像します。
現地の人はこれをピタパンみたいなパンに挟んで、コロッケサンドにして食べるんだそうですよ。
6:コシャリ
- 国:エジプト
- 見た目:ご飯と豆とマカロニが入った雑炊
- 味:薄味だけど、甘じょっぱくて辛い
エジプトのもうひとつの朝ごはんコシャリ。コシャリとは「混ぜる」という意味です。コ
その名の通りご飯に豆にマカロニと、とにかく色んなものをごっちゃ混ぜにした雑炊のような一品。これにスパイス入りトマトソースと、カリカリフライドオニオンをのせます。
きっと米と小麦と玉ねぎのほのかな甘みに、豊かなスパイス、調味のための塩のしょっぱさが口いっぱいに広がるんでしょうね。
朝ごはんだから胃にやさしく、ちょっと薄味なんじゃないかと予想。
7:油条(ヨウティヤオ)
- 国:中国、台湾
- 見た目:棒状のオールドファッションドーナツ
- 味:甘いドーナツ
米食のイメージが強い中国ですが、朝ごはんはオールドファッションドーナツみたいな揚げパンです。
でもドーナツと違って甘くないので、砂糖入りのあまあま豆乳に浸して食べるそうです。うまそう。
ちなみに油条がスペインに渡ってチュロスになったとかならないとか。でもチュロスも甘くなくてあまあまチョコレートに浸して食べますから、油条のパクリ説ありますね。
8:チャンポラード
- 国:フィリピン
- 見た目:あんこ、言われてみればチョコレートのお粥
- 味:チョコレート
フィリピンの朝ごはんはあんこ…じゃなくてチョコレートのお粥です。日本と違ってお粥はもち米なので、食べ応えがありそうです。
激甘かそうじゃないかは家庭によって違うらしいです。そしてトッピングは牛乳と、塩辛い魚の干物(トゥヨ)…!?
想像の遥か先を行く組み合わせですが、どうせならお粥は激甘でいただきたいですね。
フィリピンは16世紀から300年間スペインの植民地でした。そんなスペインの朝ごはんといえば、チュロスをホットチョコレートにインするあれ。
その名残もあってチョコレート粥が朝ごはんなのかな…なんて思ったり。
9:カヤトースト
- 国:シンガポール
- 見た目:クリーム入りのトーストサンド
- 味:トロピカルな激甘
シンガポールは外食文化の国。そんなシンガポールのお店の、定番モーニングがカヤトーストです。
ジャムを塗ったトーストはジャムトーストですよね?
それと同じで、カヤトーストはココナッツミルク、卵、砂糖、パンダンリーフ(ハーブの一種)で作ったカヤジャムを塗ったトーストです。
これだけ聞けば味はなんとなくイメージつきますよね。はい、おそらくトロピカルな感じの激甘です(伝わりますか)。
激甘トーストにバターを乗せて、温泉卵にデップするのがシンガポール流。飲み物はコーヒーか紅茶だそうです。
ジャムが激甘なだけで、日本の朝パン派とも通じるものがある朝ごはんですね。
10:ウィートビックス
最後はオーストラリアやニュージーランドで食されているウィートビックスです。
見た目は日本のナチュラル志向系のプロテインバーにそっくりな、全粒小麦のシリアルバーです。これを牛乳に浸して食べます。
ということは味は牛乳をかけて食べる、甘さ控えめのシリアルと同じと言えそうです。
こういうヴィーガン系のバーは食べたことがないので、今度トライしてみたいです。
というわけでどれも魅力的で、おいしそうな朝ごはんばかりでした。上記の10の朝ごはんは、いつか絶対チャレンジします!
本書では世界66ヵ国の伝統メニューが写真付きでたくさん紹介されています。見ているだけで世界旅行した気分になれてワクワクしますよ。
あなたも一度、本書を手に取ってみては?
あなたの食べたい魅力的な朝ごはんも見つかるかも…!?
- 題名:世界の朝ごはん 66ヵ国の伝統メニュー
- 石原和子執筆、ワールド・ブレックファスト・オールデイ監修
- 出版:パイ インターナショナル
- 発行:2023年3月19日