いなほの本棚

ASD女子大生の読書記録

ダイエットをしても痩せない…。それはあなたのせいじゃない。【糖質制限】

ダイエットをがんばっているのに痩せない…。低カロリーなもの食べて、運動もちゃんとしているのに…。まだ努力が足りないのかな…。

努力しているのに思うように痩せないのはつらいですよね。

それはあなたの努力が足りないんじゃないです。あなたはもう十分過ぎるくらいがんばっています。

ただ、あなたは努力の仕方を間違えているんです。

〈目次〉

書籍情報

  • 題名:眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話
  • 著者:牧田善二
  • 出版:日本文芸社
  • 発行:2018年8月10日

どうして痩せないの?

あなたがどうして痩せないのかを考えるには、人類の歴史を遡らなければなりません。

そもそも人類は肉食でした。狩りをして肉や魚を食べて生活していたんです。その後農耕が始まりますが、人類の長い歴史から見れば穀物や果物を食べ始めてからの方が日が浅いのです。

そのため人類の体は、肉や魚をメインに食べるようにできています。そのようにDNAに刻まれているのです。

逆に穀物や果物は貴重だったので、少ない量でも事足りるようになっています。はっきり言ってしまえば、穀物や果物を食べればすぐに太るように私たちの体はできているんです。

その穀物と果物にふんだんに含まれているもの。それが糖質です。

さらに人類の進歩に伴って、砂糖というものが流通してきました。これは糖質のかたまりです。

現在の世の中は豊かになりましたが、とにかく糖質で溢れかえっています。

そんな中であなたが痩せないのは、糖質を取り過ぎているからです。食べ過ぎているからではありません。

普通に生活していると

現在の私たちの食生活は糖質だらけです。そもそも世の中が糖質でまわっているので、意識しなければ簡単に糖質オーバーになってしまいます。

例えば、一般的な日本人OLの食生活を見てみましょう。

朝:トースト1枚、サラダ、加糖ヨーグルト、バナナ半分

昼:おにぎり2個、インスタント味噌汁

おやつ:ようかん1個

夜:豚肉のしょうが焼き、キャベツの千切り、ご飯1膳、味噌汁

全然食べ過ぎじゃないですよね。むしろヘルシーに見えます。でも実は、この食事だと完全に糖質過多なんです。

まず朝食のトースト。6枚切りの食パンだとすると、糖質は約27グラム。バナナは半分で11グラム程度です。

それにサラダとヨーグルトを入れて考えると、合計で50グラムくらいです。

次に昼食。おにぎり2個食べると大体糖質が45グラムになります。味噌汁を含めると、約50グラムでしょう。

おやつに小腹がすいてようかんを食べたとすると、糖質はプラス37グラムくらいです。

夕飯はしょうが焼きの糖質が約6グラム、ご飯1膳で約55グラム、キャベツの千切りと味噌汁を足すと合計で70グラムくらいになります。

この場合、1日の糖質量は207グラム

でも実は、人間にはこんなに糖質は要らないのです。

ではどのくらいで事足りるかといえば、諸説ありますが70~100グラムほどと言われています。なんと、2倍近くもオーバーしてます。

つまりヘルシーにしているつもりでも、意識しないと簡単に糖質を取り過ぎてしまうのです。

和食はヘルシーじゃない

ダイエットでよく言われるのが、和食はヘルシーだということ。

しかし和食の基本となる白米は、たった1膳で糖質が約55グラムもあるのです。これにおかずや味噌汁を食べると、1日の必要糖質量をたった1食でオーバーすることになります。

またダイエット中、スナック菓子よりいいだろうと和菓子を食べる人をよく見かけますが、実は和菓子もアウト。

和菓子というのは確かに脂っぽくないのでヘルシーに思えますが、そもそも太る原因は油ではありません。糖質です。

和菓子にはふんだんに砂糖が使われています。もうおわかりだと思いますが、砂糖というのはそのまま糖質です。要するに、和菓子は太ります。

ダイエットで和食を食べていたら、痩せることは不可能です。

ちなみにもちろん、洋食もアウトですよ。パンもパスタも穀物ですからね。

糖質制限の実践

糖質を取り過ぎているから太っていることはわかった。じゃあ具体的にどうすればいいのかという話になります。

簡単です。人類のDNAに従った食事をすればよいのです。

主食と砂糖の量を減らして、肉、魚、卵、野菜を中心に食事をしましょう。

例えば、前の例をこんな風に変えてみましょう。

朝:スクランブルエッグ、ベーコン、サラダ、無糖ヨーグルト

昼:おにぎり2個、インスタント味噌汁

おやつ:チーズ、ナッツ

夜:豚肉のしょうが焼き、キャベツの千切り、納豆、味噌汁

肉、魚、卵類はすべて低糖質ですので、どんなに食べても糖質オーバーにはなりません。主食を減らすぶん、お腹いっぱい食べましょう。

糖質制限の注意点

糖質制限をすれば確実に痩せます。しかし、いくつか気を付けなければいけない点があります。

これを破ると健康を害することになるので、必ず守ってください。

①カロリーは制限しない

特に自分に厳しい方がやりがちなのですが、糖質を制限するのに、カロリーまで制限するのはやめましょう。エネルギー不足になります。

糖質制限をしていると、自然とたんぱく質や脂質が多い食生活になります。

たんぱく質や脂質というのは、糖質に対してカロリーが高いです。ですので糖質制限をすると、必然的に高カロリーな食生活になります。

今まで私たちの常識は「高カロリーは太る」でした。しかし本当に私たちを太らせているのは糖質です。

糖質を制限しているならば、カロリーまで気にする必要はありません。

むしろカロリーを制限すると倒れます。絶対にやめましょう。

糖質制限をやりすぎない

これは努力家のあなたに、とっても大切なポイントです。糖質は「制限」です。「排除」ではないです。

私たちは糖質を「取り過ぎ」なのであって、「取らなくていい」わけではありません。

最低70グラムは取らないとダメです。ですから主食や果物、砂糖をとる量は減らすべきですが、完全になくすのはNGです。

先ほどの食事例をもう一度よく確認してください。昼食の「おにぎり2個」はそのままですよね。

糖質は、適度に取りましょう。

③低糖質商品に頼りすぎない

糖質制限をしていると、どうしても主食や甘いおやつを食べたくなることがありますよね。

きっとそんなとき、あなたは低糖質食品に出会うはずです。

低糖質ご飯、低糖質パン、低糖質スイーツ…。これらを食べるなとは言いません。ですが、これらに完全に頼るのはダメです。

我慢不足とかいう話じゃないですよ。あなたは全く悪くないです。おいしいものを食べたいと思うのは当たり前ですから。

問題は、こうした低糖質食品に含まれる大量の添加物。実は人工的に作られた添加物は、安全性がいまいちわかっていないものが多いんです。

でも低糖質食品は糖質をなるべく減らすため、添加物がふんだんに使われています。ですからそういった意味で、低糖質食品を食べ過ぎるのはよくありません。

ただ、自然由来のエリスリトールやラカントなどを使用した、安全な商品もちゃんと探せばあります。

例えばフスボンさんなんかは、添加物不使用で安全です。↓

低糖質商品を取り入れるときは、大切なあなたの体を守るため、きちんと添加物を確認してくださいね。

あなたの心とよく相談して

ここまで、糖質のせいで痩せることができない話、糖質制限の話をしてきました。

しかし世の中が糖質でまわっている以上、糖質制限をすれば必ず我慢を強いられます。

それがあなたの生活の質を下げることになるのであれば、私は糖質制限をオススメしません。

あなたは何のために痩せたいのですか?

ステキに服を着こなすため? 彼氏がほしいから? 太っている自分がイヤだから?

でも糖質制限はつらいです。私にも糖質制限をしていた時期があるので、わかります。

みんなと同じものが食べられない。外食でメニューが限られてしまう。やっぱりおいしいスイーツをたくさん食べたい…。

普通に生活していれば、糖質過多になります。それは避けられません。

「普通」を制限するのですから、つらいのは当たり前です。

だからこそ、あなたの心とよく相談してほしいのです。がんばり屋さんのあなただからこそ、それで本当にいいのか、もう一度自分に問うてほしいのです。

それでも痩せたいのであれば、私はあなたを心から応援します。がんばってください。

でも、無理は絶対にダメですよ。絶対に糖質制限のルールを守ってくださいね。

そして、いつやめてもいいんですよ。やめるのはあなたが弱いせいじゃない。つらいのは当たり前ですから。

まとめ

あなたががんばっても痩せられない理由。それはあなたの努力不足ではなくて、糖質を取り過ぎているからです。

痩せたいのであれば、糖質制限をすれば確実に痩せます。

でもその前に、本当に糖質制限をしなければいけないのか、しっかりと自分と向き合ってみてくださいね。

がんばりすぎてしまうあなたに、私からのお願いです。

 

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もっと詳しい糖質で太るメカニズムや糖質制限の方法、糖質による健康被害や老化まで、あらゆる情報が盛りだくさんです。

興味のある方は、ぜひ一度読んでみることをオススメします。

 
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でもくれぐれも、絶対に無理なさらないでくださいね。